物を捨てきれないなりにミニマリスト目指す。

部屋や服や持ち物に気ままに最小限主義を取り入れる男性ミニマリスト系ブログ。断捨離の記事もそこそこ。あと、創作ヲタです。

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僕がミニマリスト的価値観に目覚めたとってもマキシマリズムなきっかけ。

      2015/07/08

今回は、自分がミニマリストを目指そうと思った理由、つまりミニマリズムに目覚めた経緯について書きたいと思います。

ブログを長くやっていこうと考えた時、自分の成り立ち、背景がはっきりしていることは、大切です。特に、僕の場合、自分がミニマリズムに目覚めた経緯と「物を捨てきれないなりにミニマリスト目指す」というこのブログの指向性は、陸続きになっているので、なおさらです。

というのも、おそらく稀なパターンかと思いますが――僕は所有することによってミニマリズムに目覚めたからです。

本編に入る前に広告です

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本編入ります

もともとマキシマリストでした

そもそも、自分は人生の大半をマキシマリストとして過ごしてきました。

ただのマキシマリストではなく、かなり極端なマキシマリストです。物を究極まで持たないミニマリストが五段階評価において5である時、大抵のマキシマリストは3くらいに属しますが(4はシンプリストくらいでしょうか)、自分は明らかに3ではありませんでした。少なくとも、2くらいは行っていたかと思います。つまり、ここでいうマキシマリストは、単なるミニマリストの対義語としての「普通の人」のことではなく、より極限に近い「物持ちの人」くらいのニュアンスなのです。

「捨てない」マキシマリストだった

高校時代、実家で暮らしていた頃、僕の部屋にはおよそ自分が幼稚園児の頃から所有してきた物品の数々が、ほぼそのまま残っていました。僕は絵を描くのですが、その気になれば、部屋にうず高く積まれた紙束の中から、四歳の頃に描いたクレヨン画を発掘することさえ可能でした。十年前、コンビニで買ったアイスのレシートさえも、労力を惜しまなければ探すことが可能だったかと思います。

とにかく捨てない。捨てるという発想がない。

捨てないので、預り所と化していた

友人間では「 ないなり に物を預けておけばなくならない、奴は捨てない」という謎の信頼を勝ち得ており、彼らの部屋で行き場を失った物品の避難所として、よく書籍などをあずかっていました(具体的には、たとえば先輩からあずかったグインサーガが三棟くらいの塔になっていました)。

全教科持ち歩くタイプの学生だった

学生時代の登下校では、常に全教科を鞄に入れて持ち歩き、そのため鞄の重量は、軽い時で10kg、重い時で13kgにおよんでいました。長い坂道をでかでかと膨らんだ鞄を背負って上り下りする様は、あたかも何かの苦行にいそしむ修験者のようだったかもしれません。今では考えられませんが、当時の僕は「とりあえず持っておけば安心なもの」をとにかく鞄に詰めてこんでいたのです。その結果、全教科を背負って坂を登り降りする修験者と化していました。

マシになったものの、その後もマキシマリストでした

思えば、万事において「大きいことはいいことだ」「大は小を兼ねる」の価値観を是としていました。学生の内もそうでしたし、就職をして一人暮らしをするようになっても、僕の思想の骨子にはマキシマリズムが染み付いていました。

鞄をぱんぱんに膨らませて、出社していた

企業に勤め出してからも、しばらくの間、毎日2リットルの極大水筒を持って出社していました。まず飲みきるということはありませんでしたが、自分にとっては、万一にも飲みきってしまう心配がないことが大事だったのです。オフィスのお湯を使うとか、アウトソースするとかいう発想は、当時の自分にはありませんでした。この頃、JRで僕と一緒の車両に乗ったかたがたは不要な迷惑をかけていたかもしれません。

鞄がしぼんでも、所有はしぼまなかった

やがて社会に揉まれ、プログラマとしての合理的価値観に染まり(僕のお仕事はプログラミングなのです)、ライフハックに傾倒していく中でこのマキシマリズム的傾向はある程度抑制されました。が、それでも自室には、使わなくなった2リットルの水筒をはじめとして、多くの所有物が鎮座していました。手を出さなくなっただけで、手放しはしなかったのです。

そんな自分も、やかでミニマリスト志向に目覚めるようになります。

そのきっかけが、所有を契機としていたのはなんだか象徴的です。マキシマリストがミニマリズムに目覚めたきっかけは、非常にマキシマリズム的な「所有」から始まったのです。

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続きます

きっかけは防音室

壁が薄いという障害

自分は、音楽をやるのですが、その頃住んでいた賃貸は、階上の住人のケータイのバイブレーションが聴き取れるほどの壁薄天井薄物件でした。試したことはありませんが、壁を叩いてモールス信号で隣人との意思疎通をはかろうと思えば、おそらく簡単に実現可能だったでしょう。そのくらい壁も天井も筒抜け状態だった。これは、音楽をする者にとっては致命的です。とてもではないですが録音作業ができるような環境ではなかったのです。

でも、僕は音楽を続けていきたかった。そこで室内設置型の防音室を買うために、密かにお金を貯めるようになりました。

そんな時に出会ったのが、だんぼっちです。

防音室を手に入れた、ちゃららー♪

遮音材としてダンボールを用いたシンプルな設計で、送料込みでもトールサイズが10万を切る格安さ。YAMAHAの防音室が80万とか120万とかすることを考えると、破格の安さです。かつ、ダンボールなので、その気になれば解体して持ち運びが容易であるという利便性。最高でした。

早速購入し、自分で組み立てました。別途購入した吸音材を内側に貼り、防音性を強化しました。結果として-30~40dbの防音性を実現し、僕は晴れて、自室での録音を可能にしたのです。

これ以上高価な買い物はもうしないだろう

ただ、組み立てた一畳弱の直方体が部屋を占領している様を眺めて淡い充実感に浸っている中、ふと不思議な心境になりました。

防音室を見つめている内に、思ったのです。「ああ、これ(防音室)は僕の物欲の終点だな」と。

おそらく、僕の人生の中で、これ以上高い買い物をすることはないだろうと感じたのです。防音室以外で、10万以上出して手に入れたい物が思いつきませんでした。10万円で買ったダンボールの防音室が、僕の欲の上限値だったのです。

登り詰めたら、後は下るだけ

欲の上限に辿りついてしまったのであれば、そこからは折り返しの作業です。

僕の物欲レースは、平均80年続く長い人生の中、早々と中間地点のポールを超えてしまいました。往路から復路へと切り替わったのです。ピークを過ぎた折れ線グラフは、後はぐねぐね折れ曲がりつつも、基本は下降していきます。

物欲はなく、捨てが下手だった

マキシマリストにも色々なタイプがありますが、僕の場合、実は意外に物欲は大したことないタイプでした。少なくとも、30年と経たず、枯渇してしまいました。自分の場合、自分をマキシマリストたらしめていたのは、とにかく物を捨てないという習性の力でした。捨て方が異様に下手だったのです。

ゆるりまいさんの「私のうちには何にもない」に「捨てないけれど買わない男」つとむくんが出てきますが、どうやら僕もこのタイプでした。一度所有したら滅多に手放さないけれど、物欲はあんまりない。かつ、その物欲も既にMAX値にたどりついてしまいました。入口が閉じた以上、残っているのは出口です。ちょうど「防音室の設置によって狭くなった室内スペースを捻出しなければならない」という非常に実際的な課題もありました。

「物欲終了のお知らせ」「狭くなった部屋スペースの確保」この二つが組み合わさって、僕はミニマリズムに開眼したのです。

まとめ

自分の所有の限界にぶち当たると、非所有が見えてくる

このように、僕がミニマリスト志向になった背景には、防音室という巨大な所有物がありました。

僕のミニマリズムの隣には、常にマキシマリズム的所有物の影があり、それは僕のミニマリズムと矛盾しません。それらは、少なくとも僕にとっては陸続きだからです。防音室があるから、僕のミニマリズムは成り立っています。部屋の一畳弱を占める直方体は、僕の物欲の限界値の具現化した姿であり、象徴です。このモニュメントは、マキシマリズムとミニマリズムをなだらかに結びつけています。

だから、自分の場合、所有物とミニマリズムの共存は、非常に身近で無理のないテーマでした。

ミニマリズムのためのミニマリズムではない分、かえって純粋かもしれない

むしろ、もともとが「防音室を購入した」という変化に対する答えとしてミニマリズムに辿り着いた分、憧れからミニマリストを目指し始めた人たちに比べて、僕のミニマリズムに対するスタンスはドライですらあると思います。ゴールが必ずしもミニマリストである必要はないと割り切っているからです。

僕がミニマリズムに傾倒するのは、純粋にその方法論が自分にとってメリットであり、僕のライフスタイルにフィットするからです。そこに過度な憧れや執着はありません。面白いことに、この考え方は結果的にとてもミニマリスト的です。この面白さが、当ブログ「物を捨てきれないなりにミニマリスト目指す。」のコンセプトに繋がっているわけです。

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