日に日に寒くなっていくような気がしますね。
僕の実家である東北は、おそらくもう氷点下を迎えているかと思います。さすがに室温が常時0度を下回るようですと、何かしらの暖房器具は必須になってくるように思います。
ですが、幸いなことに、今住んでいる関東圏は、冬のこの時期といえど、そこまで室温が下がることは滅多にありません。
よって、今のところ、関東の温かさに助けられる形で、暖房レスの暮らしを実現しております。去年は無事そのまま暖房に頼ることなく、冬を乗り切ることに成功しました。
今年も、タイトル防衛なるか。
前回の記事「急に寒くなってきたので防寒対策!重ね着とは、つまり進撃の巨人である。」では、自分の重ね着についてご紹介しましたが、今回は部屋に対する寒さ対策をご紹介していきたいと思います。
そうして、あなたは去っていくのね(窓から)
まず、部屋の防寒施策の鉄板は窓です。
部屋から逃げていく室温の内、窓からの流出は全体の50%弱(2015年)を占めるそうです。アルミサッシ製がおもである日本の一層構造の窓は、断熱という意味では非常に貧弱です。古い家屋なら、隙間風が挿し込んでいる可能性もあります。
逆にいえば、窓への寒さ対策を強化すれば、室温事情は大幅に改善するといえます。暖房レスへの近道は、日本の窓と上手に付き合うことです。
カーテンレールが二列あるなら、これを使わない手はありません。前記事「急に寒くなってきたので防寒対策!重ね着とは、つまり進撃の巨人である。」でもちらっと述べさせていただきました通り、防寒の基本は進撃の巨人です。人類は、壁によって巨人の脅威から守られてきました。ウォールマリアやウォールローゼを室内に作るのです。カーテンは二重にするべきです。
カーテンのチョイスをどうする?キーワードは「防音」
僕はカーテンに防音カーテンを使用しております。購入されたことがあるかたは御存知かもしれませんが、多くの場合、防音カーテンは断熱カーテンを兼ねるのです。基本は、音も室温も、空気を遮断して防ぐという発想は同じだからです。
安物の断熱カーテンは、口だけで断熱効果はイマイチのこともありますから、防音カーテンという観点で探した方がハズレを引く可能性は低いかもしれません。お買い求めを検討されているカーテンが、断熱にくわえて、防音効果も保証していれば、「お、このメーカー、わかって作っているな」と判断してよいかと思います。
今年から始めた施策たち
カーテン以外の窓対策としては、この冬から「ぷちぷちを貼る」という工夫を始めてみました。これによって簡易二重窓状態となり、より熱が逃げなくなるのだそうです。
他、同じく今年からの試みとして、カーテン前に更にダンボールを立てかけるようにしてみました。過去記事「僕がミニマリスト的価値観に目覚めたとってもマキシマリズムなきっかけ。」で書きましたが、僕の部屋には防音室があります。その防音室を搬入した時に使った巨大ダンボールを、窓際に立て掛けております。
このダンボールの断熱効果というのは、馬鹿になりません。僕は、マキシマリスト時代、とにかく使ったダンボールを捨てられずためこんでいたことがあるのですが、夏に何度か地獄を見ました。夏のダンボールは、もわっとした空気をまとい、よからぬ魔力をおびています。そのよからぬもわっとした空気が、冬においては強い味方になるのです。
実際に、この二つの新しい工夫をしてから、僕の部屋の温度は、1~2度ほど上昇しました。特にこれからどんどん寒くなっていく時期、この1~2度のアドバンテージはじわじわと効いてくるんじゃないかなと思っています。
ただし、日中に自宅にいらっしゃるかたなら、朝10時~昼2時の間は、これらカーテンやダンボールをとりはらい(ぷちぷちはそのままで可)、日光をとりいれた方がよいかと思います。そもそも逃げるだけの熱がないことには、防寒効果もないからです。
太陽熱による室温上昇は、最もコストがかからない寒さ対策かもしれません。自然のエネルギーですから。今思いつきましたが、アルミシートなどを床に敷いておくと、なおよいかもしれません。今度試してみようかな。
カーテンの活躍場所は窓だけとは限らない
暖房レスの強い味方がカーテンであるというお話しを上でさせていただきました。ところで、このカーテンの活躍する場所は、何も窓際だけとは限りません。
同じく日本家屋対策という意味合いが強くなりますが、ふすまの前にカーテンを設置した場合に得られる断熱効果も馬鹿にならないのです。
上述しました「カーテンから逃げる熱が50%弱」の基準にのっとると、ふすま・ドアからの熱流出はおよそ三割程度になるそうです。窓に続いて、こいつらも対策してしまえば、室内からの熱流出8割に対処したことになります。(ちなみに、残り二割ちょっとの熱流出は、壁と天井だそうです)
この「ふすまカーテン」も、今年から実施してみました。同じく1度程度の保温効果を確認しました。
他、防寒を助けてくれる心強いアイテム達
これは、どちらかというと、重ね着の中に含めた方がよかったかもしれませんが、いくつか追加で室内で自分が使っている防寒具をご紹介したいと思います。
まず、ひとつ。膝掛け毛布です。
たしかイトーヨーカドーで買ったのかな…?と思いますが、あまり記憶が定かではありません。100均の膝掛け毛布はイマイチ寒かったのですが、この膝掛け毛布は、いわゆる水分によって発熱するタイプで、ぬくぬくできます。膝掛毛布自体にポケットがついていて、いざとなれば、くるくるとコンパクトに収納できる点も魅力です。
この膝掛毛布を、寝る時にマットレスの上に敷いておくと、就寝時のぽかぽかさがだいぶ違います。
そして、これ。意外にいい仕事をしてくれるダイソーのミニゆたんぽです。
およそティーポット一杯分のお湯だけでよくて、数時間程度は持続してくれます。小さいですから、膝掛けと併用して、カイロがわりに使っても違和感がありません。
ただ、惜しむらくは、この湯たんぽ、電子レンジがNGなのです。僕は、お風呂以外のお湯は全て電子レンジによって賄っていますので、電子レンジが使えるか否かが大きなポイントになります。家には、この湯たんぽにお湯を注ぐ目的のためにキープしてある、耐レンジのティーポットがあります。
今回、この記事を書くにあたって、このティーポットをなんとか断捨離できないかなーと思うようになりました。
その内、自分なりの解答を出すことになるかもしれません。そうしましたら、また別途ご報告したいと思います。
最後に。全然参考にならない究極の寒さ対策
最後に、これはおそらく多くの人にとっては役に立たない寒さ対策だとは思いますが。僕が今年手に入れた最も極限の防寒対策を書かせていただきます。
防音室です。
基本的に空気を完全に遮断するため、レコーディングスタジオというのは、熱がこもるんです。今使っている防音室の内部には、厚さ3cmほどのウレタンシートが吸音材として壁・天井一面を覆っていますから、断熱効果は相当なものです。夏場は地獄でしたが、冬には強い味方となってくれるでしょう。
というわけで、もしもまかり間違って関東圏が氷点下気温のレギュラー選手になった場合、自分は防音室にたてこもって、これを凌ぎたいと思っております。
この最終防衛ライン「防音室」がある限り、今冬がどんなに極寒になったとしても、僕が暖房器具に手を出す未来はないでしょう。
ではでは。本日はこの辺で。