テレビ番組「おはよう日本」でミニマリストの特集が組まれたようです。
僕は、びっくりしてしまいました。ちょうど、最近佐々木さんに会ったばかりだったからです。皆さんは、知り合いが、テレビの向こうで正座してお椀啜っている図を見たことがありますか? 少なくとも、僕にとっては初めての経験でした。
ところで、このミニマリストの特集に拒否反応をおぼえる人が少なからずいるらしいです。今日は、ホットな話題として、そのことを記事にしてみたいと思います。
ミニマリストをダイエットにたとえて全てを説明してみる
まず、どうして、ミニマリストへの拒否反応が起こるのでしょう。
考えてみるに、ダイエットにたとえてみるとわかりやすいのかなと思えてきました。
ダイエットしたい人は結構いる
この場合、ダイエットの対象は体重ではなく、所有物です。つまり、ウェイトダイエットではなく、所有物ダイエットということですね。
「うおお所有物ダイエットするぜええ」と闘志を燃やす人はそれほど多くないかもしれませんが、「なんか部屋が狭い」「押入れの中がもう少しすっきりすれば」「引越しのたびに大変」と思っている人は、結構いるんじゃないでしょうか。
効果的なダイエット法「ミニマリスト」
痩せたい人(=物を減らしたい人)がいれば、効果的なダイエットに注目が集まるのは自然な流れです。
断捨離ダイエット、シンプルライフダイエット……数々のダイエット法が席巻する中、僕らのニーズを満たす新たなダイエット法「ミニマリスト」が、今回、満を持してテレビに登場したわけです。
ただ、我々視聴者にとって少なからず衝撃だったのは、番組で紹介されるミニマリストの部屋は、想像以上に物がないということでした。
痩せすぎな人を見ると驚くが、全てのダイエッターがあれを目指すわけではない
「物が少なすぎ」という状態は「痩せすぎ」の状態に置き換えて考えることができます。
ダイエットの結果、痩せすぎた人を見て、健康に支障がないか不安に思う気持ちは決して不自然なものではありません。拒食症という文字が脳裏に浮かぶ人もいるでしょう。ましてや「痩せて全てが変わったんだよ」などとコメントされたら、「そのダイエット、色々と大丈夫?」と思うのも無理からぬ反応です。
でも、痩せすぎな人を見たからといって、ダイエットの価値が全否定されるわけではありません。全ての人がそこまで痩せるわけではありませんし、ダイエットへの取り組み方なんて人それぞれだからです。
(ついでにいえば、痩せすぎているからといって、その人が不健康とも、もちろん限りません)
ダイエットへの向き合い方は千差万別
ダイエッターには色々な人がいます。
夏までに新しい水着を着れる体になりたい人もいれば、ボクシングの等級を維持するのが目的の人もいます。1kg痩せたいだけの人もいれば、20kg落としたい人もいるでしょう。
「ダイエットは、僕の人生を変えたよ。もう前の体型に戻りたいなんて思わないね、HAHA」と、世界まる見えの吹き替えコメントに登場しそうな感慨をいだく人もいれば、「一刻も早く目標体重をクリアして、冷蔵庫のビールにありつきたいよ」という人もいるでしょう。
その全てを同じ物差しで測るのは、現実的ではありません。
まとめ
まとめると、テレビ番組の特集が示していることは次のようなかんじだと思います。
- 効果的っぽいダイエット法「ミニマリスト」の登場
- でも、紹介されている実践者がちょっと極端?
ダイエット法と自己啓発を繋げるのは、あまり好きではない
僕は、「ダイエット法はあくまでダイエット法でしょ?」というスタンスで、そこに自己啓発的なノリを乗せるのはあんまり好きじゃありません。
確かに、ミニマリストを目指した結果、クリアになった部分もあります。でも、それは「痩せたら体が軽くなったよ」くらいのもので、「ダイエットに成功してから全てがうまくいきだしたんだ!」的なものではない気がしています。
でも、実際に自己啓発した人もいるだろう
なので、佐々木さんは僕から見ると、若干自己啓発色が強すぎるように映ります。でも、これは、実際ミニマリストというダイエット法に救われた人間と、ただ普通にダイエットしているだけの僕の違いなんだろうなぁと思います。つまり、当事者にとってのリアルをそれぞれが素直に語っているだけなのです。
ただ取り組むだけなら、ダイエット法はダイエット法
というわけで、色々なタイプのダイエッター=ミニマリストがいるし、ただ目指すだけなら、ミニマリストそんなに怖くないですよーというお話でした。
↓具体的に、どんなタイプのミニマリストがいるのかは、以下。