物を捨てきれないなりに。

僕が結婚式に呼ばれずに済んでいる深遠な4つの理由

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同じ本読みとして僕がリスペクトしてやまないワタノユキさんのブログにこのような記事が投稿されていました。

主婦から派遣社員、キタコレ!3社目で理想の派遣社員ライフ。

さて、主婦から派遣社員シリーズ。1社目2社目この1社目、2社目共に正社員時代の経歴をかわれて…

day.watamemo.com

その中に、以下のようなくだりがありました。

結果としてわたしはこの職場に1年と9ヶ月しか在籍をしていないのに、3回も結婚祝いを出す羽目に陥ったものです。

痛い出費でした・・・(中略)これも職場の付き合いですよね(T_T)

主婦から派遣社員、キタコレ!3社目で理想の派遣社員ライフ。

読んでいて、そういえば、自分、結婚式って呼ばれたことないなと思いました。

友人の結婚式が重なって出費が大変という話はよく聞きますが、僕は今のところそういう経験がありません。記憶する限り、なかったはずです。職場も含めてです。それは何故でしょうか。

ストレートに考えると「管理人ボッチ説」に帰結してしまいそうです。当ブログの管理人は、ボッチなのでしょうか。なるべくそこから遠いゴールを目指していきたいと思います。

そもそも生身のつきあいが少ない

結婚に呼ばれたり呼んだりする関係って、生身でつきあっている人たち相手の場合が多いんじゃないかと思います。ここでいう生身とは、たとえば、地元の同級生や職場の同僚などをイメージしています。

自分は、色々な創作活動に手を出している創作ヲタなので、知り合いは多い方です。その中にはすごく仲のよい友人もいます。

でも、同級生や同僚と、これらの友人はなんだか雰囲気が違う気がします。入口がwebからのつきあいだからかもしれません。「生身のつきあい層」と「webから始まったつきあい層」は、僕の中では少なくとも別クラスタです。

もはや若年層を中心に、現代に生きる人たちの大部分がそうだと思いますが、「webから始まったつきあい層」を封じられてしまうと、僕の人間づきあいはそんなに多いとはいえません。

ハンドルネームにラップされているからかもしれない

何故このように「生身のつきあい層」と「webから始まったつきあい層」との間に違いを感じるのか考えてみたところ、もしかしてハンドルネームの有無の差なのかなという仮説が浮かびました。

僕は利用していないので未検証なのですが、実名主義のfacebookなどを中心につながると、二つのクラスタの境界はだんだん曖昧になっていくのかもしれません。

そもそもみんな結婚してない

晩婚化が進んで、今や男性の平均初婚年齢は30歳を超え、女性の平均初婚年齢もこれに続くいきおいです。

グラフを記載している記事を見つけましたので、下に引用します。

日本の婚姻率・離婚率・初婚年齢の推移をグラフ化してみる(2015年)(最新) 

すごい上昇率です。

更に、このデータは、若年代結婚グループによって平均年齢が引き下げられている可能性があります。そのため、実際の最頻値は、この期待値である30歳よりももう少し高いかもしれません。(平均初婚年齢なので、生涯独身である層は、このグラフに加味されない)

なので、そもそも僕くらいの年齢だと、未婚のかたが大半なのかもしれません。

※最頻値…データの中で最も頻出する数値のこと。たとえば、縄文時代の平均寿命は30歳くらいだといわれています(諸説あり)。これは乳幼児の死亡率がすごく高いためです。この乳幼児死亡率を加味せずに、一般的な縄文人の寿命を考えるとおおよそ50歳くらい。この場合、最頻値が50歳で、期待値が30歳ということになります。

そもそも結婚式をあげない

最近は、結婚しても結婚式をあげないカップルが多いとききます。知りませんでしたが、こういう式をあげない結婚のことをナシ婚と呼ぶそうです。

あまり信頼性の高いデータが見つかりませんでしたが、中には、結婚するカップルの内、ナシ婚層の比率は50%を超えると記述している記事もありました。本当だとすると、ちょっとすごい数字ですね。

結婚したとしても隠している

あくまで僕の周囲がという話ですが、そもそも結婚したことを言わない友人が大半な気がします。

これも上記の「生身のつきあい」と絡みますが、「非生身のつきあい層」というのは、こういった「生身の情報」を口外しない傾向があるのかもしれません。

僕自身、自分の出身地や生い立ちを相手に話すことは稀です。これは相手への信頼がないからというわけではない気がします。隠しているわけではないのですが、特に言うシーンを思いつかないのです。

よく、女性のかたで、男同士のさっぱりとした友達づきあいに憧れるという話をききます。あんなものだと思ってください。

じゃあ、どういう時に話すのか

大抵、こういった生身の情報が発覚するのは、ちょっとした酒の席です。

  1. 「最近、結婚して」
  2. 「最近、家を買って」
  3. 「最近、プロになって(創作ヲタ界隈特有の話題)」

上記の場合などが良い例です。「マジか、よかったね」とお祝いします。そして、またとりとめのない四方山話に戻っていくわけです。

まとめ

というわけで、僕が結婚式に呼ばれたことがないのは、(1)生身のつきあいが少なく、(2)そもそもみんな結婚してなく、(3)結婚したとして結婚式をあげてなく、(4)結婚式したとしても隠しているためだと思われます。

ふう。どうでしょう。これだけ積み上げれば、全体としてのボッチ感はかなり減ったのではないでしょうか。

非生身のつきあいは身軽

「生身のつきあい」と「webから始まったつきあい」の差が「生身の情報」の差であるなら、「webから始まったつきあい」は「身軽なつきあい」と言い換えることができるかもしれません。

それは、お互いにつきあっていくのに必要な最低限の情報のみを媒介とした気楽なつきあいです。旅館とカプセルホテルの違いにたとえてもいいでしょう。なんだか、ミニマリスト的ですね。

一方で、僕にとっては、数少ない「生身のつきあい」も大切なものです。

地元の友人たちとたまに会う時間はかけがえのないものだし、年々成長していく従弟から悩み事を相談される時間はくすぐったいです。いまだにつきあいのある前の職場の先輩としょーもないメールのやりとりをしていると、心が落ち着きます。

ただ、仮に結婚式に呼ばれたとしたら、自分は欠席してしまうかもしれません。イマイチ自分が友人の結婚式に参席する意義を見つけられないでいます。その気持ちがどこから来るのか整理したら、それだけで一記事書けてしまいそうな気もします。

でも、それはまた別の機会に。

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