シンプルライフ、ミニマリスト志向、それを実現するための断捨離――これらを実行するあたって、冬は天敵です。物のない部屋というのは、寒いからです。
急に寒くなってきた今日この頃、皆さん、どうお過ごしでしょうか。今回はミニマリストを目指す管理人 ないなり の寒さ対策をご紹介したいと思います。
ずっと暖房レス
まず、前提として、僕はミニマリズムに開眼する前年から暖房レスを実現しておりました。これは、どちらかというと、節電節約目的です。
もともと今の賃貸にはエアコンがなく、一人暮らしをする際に実家から伝来された小さな電気ヒーターは、型落ちであまり性能がよろしくありませんでした。そのため、快適な暖房生活を実現するには、別途、暖房器具を購入しなければならなかったという事情もあります。
僕は、基本的なずぼらな人間ですから、この「暖房器具の購入」に若干の面倒くささを感じておりました。特にポリシーもなく、なし崩し的に暖房レスを実現していたのです。
暖房レスは、すごくメリット
結果的に、節電節約目的として見るなら、暖房レスは非常に効果的でした。
もし、冬の間、エアコンをフル稼働するなら、それだけで月の電気代は一万円程度上乗せされてしまうのではないでしょうか。秋から冬、冬から春の移行期も足すと、エアコン暖房に頼る期間は意外に長く、場合によっては六カ月以上になります。ピーク時が二万弱、平均を一万程度と考えると、六万円です。
暖房レスを実現すると、この六万円が手元に生まれるのです。二年続ければ、十二万円。なかなか馬鹿にならない金額です。
このように、貯金として考えるなら、暖房レスには大きなメリットがあります。全カットとはいかないまでも、場合に応じて使い分けるだけでも、効果はあるでしょう。
さて、では、具体的に自分が実施している寒さ対策について、ご紹介したいと思います。
重ね着
寒さ対策の基本ですね。重ね着です。
部屋を暖かくするためには、六畳(2.7m×3.6m)×高さ約2m=約20㎥の空気を暖めなければなりませんが、自分だけを温めればよいのなら、労力はずっと小さくなります。
ご家族がいる場合は別ですが、一人暮らしのかたは、部屋中を暖房で満たすよりも、自分自身を歩く部屋化させてしまうのが、手っ取り早いかと思います。
基本の部屋着コーデ
今の自分は、アンダーウェアの上に、更に男性用タイツとインナーを重ね着しています。その上にパーカーとスウェット。その上に、上着(これもパーカーです)とハーフパンツ。その上に、更に上着(やっぱりパーカー)を着ています。
靴下は、普通の靴下を三枚重ね履きしています。去年は冬用のもこもこ靴下を使っていたのですが、今のところまだこれで間に合っております。
絶対温かいだろうと思い、一度五本指の靴下を購入したことがあるのですが、これは大失敗でした。五本指の靴下というのは、蒸れないですから。蒸れないということは、寒いのです。
周辺防寒具
周辺防寒具としては、ネックウォーマーとレッグウォーマー。レッグウォーマーは、ズボンの上からつけることをオススメします。ずり下がりにくいし、その方が空気の層が増えるので、温かいです。
手には、指なし手袋。ただ、市販の指なし手袋は、肌が多く露出してしまうものが多いです。なので、普通の手袋を100均で買ってきて、自分でカスタムすることをオススメします。
僕はキーボード操作をしたいため、指先の露出は必須ですが、そういった事情がなければ、普通の手袋でもよいでしょう。タブレット操作をするだけなら、「タブレット操作もできる手袋」というのがありますから、それらがオススメです。
「進撃の巨人」でおぼえる重ね着のメカニズム
五本指靴下の失敗例もそうですが、防寒着というのは、実は、その防寒着自体が温かいわけではないのです。防寒着によって閉じ込められた空気の層に熱がたまるわけです(汗を吸って服自体が発熱するタイプの衣類は例外)。
厚着によって温かくなるのは、この空気の層が何層もの多重構造になるからです。層の数がそのまま寒さのセーフティになります。「進撃の巨人」に登場する三層構造の外壁のようなものです。
ですので、基本的にぴったり体にフィットする衣類ほど「意外に寒い」ということになります。
タイツ類に意外に防寒効果がないのもこの「フィットする衣類は寒い」の法則のためです。ですので、タイツ類で防寒する時には、ヒートテック等を選ぶことがオススメです。同じように、手袋も五本指のものよりはミトンタイプのものの方が防寒効果は高いということになります。
なので、どの防寒着を買えばいいか迷うような時は、とにかく「重ね着とは進撃の巨人だ」とおぼえてください。
最終形態
というわけで、上記の全ての防寒アイテムを身に着けた姿がこちらになります。
もこもこ巨人現る。
おわりに
自分の実施している防寒対策をひととおりご紹介しようと思ったのですが、服だけで、それなりのボリュームになってしまいました。
続きは、次回に送りたいと思います。
お楽しみに。ではでは。
反応・感想・リクエスト等お待ちしております。