一目カレンダーの一生版「人生のリリースノート」のススメ。

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ないなりです。

昨日、「ゆとりずむ」さんというブログの「ひとまず1000万円貯めたけど30代の資産運用が難しい件」という記事を読みました。

細かな体裁はそれぞれ違うと思いますが、『キャッシュフロー表』というと、だいたいこんな感じのものですね。

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少なくとも『いまの段階でどうしたいのか?』が決まっていないと、全く先の予定が考えられません。20年、30年先は想像つかなくとも、10年間分ぐらいは『こんなことをしたい!』という予定をどんどん立てていき、それに向けた資金計画を考えることが大事なんでしょうね。

要は、一生分のキャッシュフロー表つくろうぜということか思います。

全く同じではないし、キャッシュフロー管理という目的ではないんですけど、自分も似たような一生を一望できるような表を作っていたなーと思ったので、今日はそれをご紹介です。

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創作オタが綴る人生のリリースノート

それがこちらです。

自分が何をリリースしたか、何をコミットできたか、何をコミットしたいかを月単位で管理するスプレッドシートです。自分はこれを「リリースノート」と呼んでいます。

大体90歳くらいまで表が続きます。貯金とかダイエット目標なども、僕は全部このリリースノートで管理しています。

以前、twitterで「一年分のカレンダー全部一望できる表があると捗るぞ」ということで、一目カレンダーが流行ったことがあるのですが(こういう奴)、それの一生版だとおもっていただければ、大体合っていると思います。

人生のリリースノートはこう使う

 

図の左から見方を説明します。

年、月、年齢

まず、年と月はいいですね。年と月です。年齢のところは、その月の自分の年齢が、スプレッドシート関数によって自動記入されます。

創作活動

創作活動欄には、自分がリリースしてきた創作物を書きます。創作活動で表舞台に出た時、何らかの形でアウトプットをした時などはここに書きます。新作小説とか新作ゲームとか、全くの新規の場合は色付きにしています。

もともとこれが管理したくて。というのは、「ああ~最近創作できてない~」っていうウェットな懊悩を定期的にいだくんですけど、それをちゃんと可視化したくて。

最初は「まあまあ、そうは言ってもなんだかんだ活動してるでしょ?」「懊悩しているタイミングでは、それを思い出せてないだけでしょ?」と思いながら表を埋めていったんですけど、表を埋めた結果、「最近創作できてないなあ」と思う期間は、本当に創作ができていなくて、現実に打ちのめされました。

創作以外の活動

創作活動欄があんまりさびしいと、「でも、でも、今月はこれやってるし!」とポジティブで生産的な活動は、全部、無理矢理創作活動欄に書きたくなってきてしまいます。それを防止するために、創作活動以外という欄を設けました。

たとえば、僕にとって、ブログ関係の活動は創作にはあたらないので、ブログ関係の活動などは、創作活動欄に記述します。生産的だしアウトプットが発生する活動ではありますが、ここでいう創作活動とは絵とか小説とかゲームですから、これを混ぜちゃうとぐちゃぐちゃになってしまうのです。

目標・抱負

自分が何をリリースできたか、コミットメントできたかを管理しだすと、今度は何をリリースしていきたいか、コミットメントしていきたいかを管理する欄がほしくなりました。そこで作ったのが目標・抱負欄です。

ここは創作活動も創作活動以外もごちゃまぜで記載しています。普段自分が頭で考える時分けていないので、それに合わせています。もしかして、将来的に分けるかもしれませんが。

たとえば体重何kg痩せるとか、何万貯めるとか、新しい活動としてこれを始めたいとか。そういうことは全部目標・抱負欄に書きます。終わったら取り消し線をひいていきます。

月収欄

ちょっと今日のスクショでは映っていないのですが、せっかく月単位の表なので、欄外に自分の月給欄を設けています。給与明細とかめったに見ないので、ちゃんと管理したくて。

月収欄の更に横には、自分で簡単な計算式欄を設けて、その月の働き方の評価値とかを出しています。

(ご興味あれば、リクエストいただければ記事書くと思います)

人生のリリースノートの効能

というわけで、こんなかんじの表を作って運用しています。

以下は、リリースノートを作ってみて個人的によかったなーと感じているところ。

人の一生の儚さについて、悟りをひらける

リリースノートをスクロールしていると、あっという間に自分の寿命までスクロールできてしまうので、自分の一生ってこんな一瞬で終わるのか…と知ることができます。もたもたしていると、人生って本当に一瞬なんだなぁと痛感します。

この諸行無常感を体感するだけでも結構趣深いので、リリースノート作成、オススメです。

自分が何によって自己承認・自己肯定しているかわかる

人生を一望できる表を作ってそこに記載するということは、自分が何を大事にしているかが如実に出ます。自分にとって何がリリースにあたるのかが整理できました。つまり、自分が何によって自己承認・自己肯定しているのかということです。

たとえば、僕は創作オタなので、おもな自己承認・自己肯定の手段が創作なのですが、pixivやtwitterにだらだらラクガキ投下するのは、自分にとってリリースにあたらないみたいです。そこを主戦場にされているかたにとっては、立派なリリース活動かもしれませんが、自分にとっては主戦場ではないので。

そういう人によっては人生の価値かもしれないが、自分も普段は価値だと勘違いしているかもしれないが、よく考えると自分にとって大事ではないことみたいなのが整理できる効果があります。

過去の活動を振り返って悦に浸れる

これも自己承認、自己肯定に近いのですが、自分の過去活動が一望できるので、「僕ってこんなことやってきたんだなぁ」とたまに振り返って懐かしさに浸ったり、自己満足したりできます。

「え、あれって五年も前だっけ?」「まだ二年しか経ってないの?」など、記憶ベースだとウェットに歪む時間感覚も、表管理なら是正できます。

生活や仕事の中で意外に役立つ

意外に日常生活で便利なのが、たとえば「今の会社は入社して何年?」みたいな設問に答える時です。クレジットカードとか、ビジネス系の会員サイトとかでよくこういうことを聞かれて、そのたびに今までは「何年だっけ…」となっていました。リリースノートを作ってからは、転職月がリリースノートに記載されているので、見れば一発です。

(ふと思ったこと。現状リリースノートで管理できてないのですが、ここで元号も管理すれば、いつもわからなくなる「えっと、今は平成何年だっけ」もすぐに把握できて、更に色々捗るかもしれません)

リリースノートおすすめです

いかがだったでしょうか。

そんなに大したものではないので、皆さんも試しに作ってみると面白いかもしれません。過去作とか過去活動をねりねりと表に記載する作業は、結構楽しいですよ。

リリースノート作ってみたという人がいたらリンクを貼る欄

(↑ブログをされているかたで、もし上記表作ってみましたというかたがいらっしゃれば、ここに追記という形でご紹介したいと思います。※筆者が把握できていることと、気力があることが条件)

ではではー。

ないなり
マキシマリスト的気質とミニマリスト的気質の間でゆらゆら揺れながら、日々を楽しんでいる気ままな人。

反応・感想・リクエスト等お待ちしております。

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