物を捨てきれないなりに。

とにかく書き殴れ!デジタルよりコピー用紙が優れている7つの理由。

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ないなりです。

僕は本業がエンジニア職なので、日常の大半がデジタルにまみれています。でも、最近朝活の一環として、紙に書き出すということを始めてみました。そうしたら、思いのほかよかったのです。今日はそんな記事を書いてみたいと思います。

紙に書き出したきっかけ

最近紙に書き出すということをよくします。

書くシーンは、おもに朝です。朝起きてコーヒー飲んで少しぐだぐたした後、おもむろにコピー用紙をタブレットの上に載せ(テーブルのない我が家ではこれがテーブルがわり)、「さて、何について書きだしてみようか」と相成ります。

始めたきっかけは、考え事をしていて、広い画面がほしくなったからでした。

僕は、何かを考える際、google keepを使ってツリーマップを書くことが多いです。最近スマホ利用が増えた結果、スマホからgoogle keepを活用するシーンが増えました。

google keepは素晴らしいアプリですが、スマホの宿命でいかんせん画面が狭いです。何で詰まっていたのかもう忘れてしまったのですが、答えの出ない考え事をしていて、「うーん、画面サイズ変えてみれば何か変わるかなぁ」と思い、コピー用紙に手を伸ばしたのが始まりでした。

今でもgoogle keepは使いますが、考えをまとめたい時のツールはもっぱら紙に移行しました。

紙に書き出すメリット

使ってみると、紙への書き出しは色々メリットが多かったです。

フリーフォーマットである

やっぱり一番の強みはこれな気がします。紙にはデジタルのようなテキストフォーマットによる縛りがないので、とにかく自由に書けます。圧倒的フリーフォーマット。

僕は絵を描くのが趣味なので、ペンタブを使ってデジタルメモをとることもあります。onenoteを愛用していた時期もあるので、デジタルでフォーマット的に高い自由度を誇るインターフェースにも触ってきたつもりです。でも、やっぱり紙の自由度には書けない気がします。何故でしょうか。多分、以下のような複合要素があるからです。

画面が広い

僕が使っているコピー用紙はA4なので、大抵のスマホやタブレットよりも画面が広いです。画面が広いとのびのび考えることができます。視界に一度に入る情報量が多いし、余白が広いので好きなように考えを広げることができます。

かつ、紙は原理上モニター数を無限に広げることができます。隣にA4の紙をもう一枚持ってくれば、簡単にデュアルモニターを実現できます。

なんというか、A4サイズのタブレットは、A4の画面でしかないですが、A4サイズの紙の画面は、A4よりもちょっと広いのです。周囲の風景も混みで、画面の一部に感じる効果があります。余白としてだったり、デュアルモニターだったり、色々です。

そう考えると、紙は視界という広いモニターの中に浮かぶ一窓のエクスプローラーと呼んだ方が正しいのかもしれません。

モニターの反射光がない

紙なので、もちろんですが、バックライトによって目が疲れることがありません。コピー用紙なので、照明は反射しているかもしれませんが、それでもモニターと比べて、目にかける負担ははるかに小さいはずです。

最近は、kindleデバイスはじめ、電子インクの台頭が目覚ましいです。その表示は、紙と比べて遜色なく、「読む」という点において、僕はもう紙に戻れる気がしません。が、「書く」という点においては、まだまだ紙が勝ります。電子インク端末は、表示が遅いという欠点があり、リアルタイム描画が苦手だからです。

技術発展が続き、電子インク端末の描画速度が通常端末に迫ってくると、また状況は変わるかもしれません。

書き味がいい

紙をボールペンでなぞる時の、さりさりとした書き味がたまりません。原始的ですけど、こういう気持ちよさは意外に脳にくるんだなーとあらためて思う今日この頃です。

タブレットでも書き味にこだわった端末はあるので、一概に紙がいいとはいえませんが、少なくとも僕は紙にまさる書き味のデジタル端末に出会ったことはまだないです。(最近、Malzack blogさんの「iPad Proはデジタルノートだと思っている」という記事を読んで、ipad proにちょっと惹かれましたが)

http://blog.malzack.com/entry/2017/12/09/141219

ペンタブにコピー用紙敷いてお絵描きしていた時期がありますが(お絵描き勢はよくやるライフハック)、ペンの宿命で、やっぱりボールペンとは違った書き味です。

今使っているボールペンが、すこぶるお気に入りというのも大きいと思います。たしか、前の会社で勤続五年の記念として贈呈されたもので、仲間内では不評だったのですが、僕は気に入りました。金属製で高級感があり、ボールペンとしては結構重みがあり、しっかり書けます。

仕事中に作業していてもばれにくい

紙で考えをまとめるのが捗りすぎて、仕事中もテキトーな不要紙の裏で考え事をすることが多くなりました

僕は草食男子のたしなみとして目が悪いので、PCの文字サイズはかなり大きめにしてあります。そうすると、よそごとをしていた時に、周囲にバレるリスクが高くなります。というか、多分僕が思う以上にばれている気がします。

業務中のエンジニアなんて、はてなブックマークのテクノロジータブとQiitaを巡回してなんぼみたいなところもあるので、かなり見逃してもらっている部分はあると思いますが。それでも、きまずさがまったくないわけではありません。

その点、紙はいいです。机に対して平行なので、まず他人からは見えませんし、仕事で紙に書きこむこと自体は日常風景なので、紙を広げていても、不自然な点は何もありません。完全ステルスできます。

難読化できる

もともと結構くせ字なのですが、紙に書く時は、意識的に自分にしか読めない筆致で書くよう心がけています。これは、今に始まったことではなくて、「職場中万一社外秘のメモを紛失したとしても、情報漏洩になりにくいように」という割と真面目な理由で始めました。つまり、難読化です。

デジタルで文書を難読化するのは手間がかかりますし、難読化すると自分にも読めなくなってしまいます。その点、紙は簡単に書体を崩せますし、「他人には読めず、自分には読める」というぎりぎりを狙っていくことができます。

手遊びのラクガキが捗る

ペンタブ導入以降、お絵描きとは「ペンタブを取り出して開始するもの」というスタイルになってしまいました。通常モードとお絵描きモードが完全に別で、両者はスイッチの切り替えが必要です。

でも、紙に書いていると、考え事の合間や、手持ち無沙汰に際して、手が勝手に関係ないラクガキを量産します。ブギーポップのように自動的です。こんな遊び心、僕の中にまだあったんだなーとうれしくなってしまいます。

描かれるイラストは本当に考え事と無関係で、似たような構図であることが多いです。本当にただの手遊び。だが、それがいい。

唯一の難点は、仕事中の考え事時にもついつい手がラクガキを描こうとすることです。いかに紙が勤務中のステルス性能に優れているからといって、イラストを描いてしまっては、覗き込まれたら100%バレてしまいます。沈まれ、僕の手。がんばって耐えています。

まとめ

以上、紙に書きだすと意外に捗るというお話でした。

僕はこれを「駄々書き」と呼んでいます。とりとめもなく書き出してもいいし、テーマを決めて一筆入魂してもいいし、自在です。

最近でいうと、「メンタルの問題はフィジカルで解決しろ!最近幸せ足りないなと感じたら。」などは駄々書きして考えをまとめたうえで書いております。

メンタルの問題はフィジカルで解決しろ!最近幸せ足りないなと感じたら。

ブログ巡回していると、思いのほかこういうことをされている人は多いようでした。最近読んだ記事ですと、実り多き人生さんの書かれている「朝30分の早起きで頭の中をデトックスする「モーニングページ」に瞑想的効果を感じた」は、僕の駄々書きに近いのかなーと感じました。単に朝書いているという点が共通しているだけかもですが。

http://www.minorijinsei.com/entry/2016/02/23/200524

その後

紙の量が増えてかさばってきたので、収納を考えました。⇒「書き殴ったら床が紙で散らかった!どこのご家庭にもあるアイテムを使って、収納問題を解決。

とにかく書き殴れ!デジタルよりコピー用紙が優れている7つの理由。

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