五年ほど住んでいた賃貸を解約し、引っ越すことになりました。
まだ引っ越し前ですが、物件自体は決まったので、新居について色々と書いてみたいと思います。
引越しの経緯
勤務先の最寄り駅が変わった
転職した結果として、勤務地の最寄り駅が変わりました。
お金で買える時間は積極的に買うべきです。せっかくなので、もっと勤務地へのアクセスがいい物件に引っ越すことにしました。
しかも、その勤務先もオフィス移転する
自分が転職したのは今年の三月で、内定をもらったのが一月くらいでした。引っ越しはその頃から検討していたのですが、時期がここまでずれこんだのは、転職先の会社も近々オフィスが移転するらしいという話を聞いていたからです。
なので、オフィスの移転先が決定するまで待ちました。
結果、オフィスが移転するのは年明けとのことでしたが、年明けから三月までは引っ越しシーズンで、あまり物件探しに適した時期ではありません。なので、この時期に済ませてしまうことにしました。
このため、物件の条件として「今のオフィスに近い」かつ「次のオフィスに近い」を満たす必要がありました。
引っ越し後もルームシェアは継続
筆者はルームシェアをしています。引っ越し後もシェアは継続する予定です。
今の物件は、大家さんと交渉してシェアにこぎつけたのですが、今回は最初から「ルームシェア可」となっている物件を探すことにしました。
敷金・礼金等は一括して自分が出すつもりでいます。引っ越しをしたいのは、あくまで僕の都合なので。
賃貸物件の仲介業者を利用
ネット上の不動産物件サイトから、仲介業者に申し込みました。
申し込んだ物件で即決する気はあんまりなく、芋づる式に業者から紹介されるだろうWEB非公開物件目当てでした。
いい具合にグッドコップ&バッドコップができた気がする
仲介業者店舗に来店するにあたっては、ルームメイトも同席しました。おかげで、いいかんじにグッドコップ&バッドコップができた気がします。
来店時は、持参したタブレットPCを広げて臨みました。逐一、業者の発言の裏をとったり、リアルタイムに情報を集めたり、細かい数字の計算をするためです。
業者からすれば、さぞやりにくかったことだろうと思います。でも、淡々と要件を詰めていく僕の横で、ルームメイトが相槌役や雑談役を引き受けてくれたおかげで、比較的スムーズに場が繋がりました。
不動産の管理会社に直接交渉をかければよかった
反省点もあります。
仲介業者経由で内見だけ済ませれば、管理会社が判明します。その時点でいったん手ぶらで帰り、その後、直接管理会社に交渉を仕掛ければよかったなーと後で気づきました。こうすれば、仲介斡旋料がまるまる浮くと思います。(タイミングによっては、滑り込みで他の入居者に物件をとられる可能性もあるけれど)
引越し後の新居スペック
以下は、新居スペックです。
会社まで30分ほど近くなる
引っ越しによって、僕の通勤時間は片道30分ほど短縮されます。これはオフィス移転前、移転後もほぼ同じです。また、ルームメイトの通勤時間もほぼ同じくらい縮まります。要は、単純に都心に近付いたということです。(今まではぎりぎり都外でしたが、今度からは住所が東京になります。初23区内です)
片道30分の短縮ということは、往復で1時間の短縮です。つまり、月あたり22時間ほど浮くことになります(22営業日計算)。日給一万円換算で考えても、三万円くらいの価値に相当します。馬鹿にできない時間です。
広さはほぼ変わらず
現在の物件は六畳六畳の2DKです。ルームシェア可の物件は限られますから、四畳半になることも覚悟していたのですが、うまいこと同じく六畳六畳の2DKを見つけることができました。
ダイニングキッチンが2㎡ほど縮小しますが、もともと今のDKは広すぎて持て余していたので、支障ない範囲です。
冷蔵庫がちょっと置きにくい?
広さ的には問題ないのですが、間取りの関係で、ダイニングキッチンに冷蔵庫をどう置くかが若干悩ましいです。一台置くなら問題ないですが、我々はルームシェアをしており、つまり冷蔵庫が二つあるのです。
なので、ダイニングキッチンはルームメイトに譲って、自分の冷蔵庫は自室に置こうかなと考えています。あんまり使っていないので、もっと小さいボックスタイプの冷蔵庫に買い替えるか、いっそ断捨離しちゃうかもしれません。
収納が少なくなる
今の物件は、価格帯と広さの割にめちゃめちゃ収納がある物件でした。引っ越し先は、ここと比べると、収納スペースがだいぶ縮小します。
ただ、かつてのマキシマリスト時代に比べて、ミニマリスト志向に開眼してから自分の荷物は激減しています。もともと物が少なかったルームメイトも、僕が色々話した影響か、更に荷物を減らしたようです。
この量なら、収納が全くない物件でも特にネックにはならないだろうと思います。無問題です。
木造から鉄筋コンクリになる
木造から鉄筋コンクリになります。
僕は音楽をやっているので、鉄筋コンクリになるのはありがたいです。一応、室内に防音室を設置して音漏れ対策していますが、「防音室in木造」より「防音室in鉄筋コンクリ」の方がより防音性が高いのは、明らかです。
エアコンがつく
一室だけですが、エアコンがつきます。今まで扇風機でがんばっていましたが、お金で買える快適さは買うべきだと方針転換しました。
2DKといっても40㎡弱なので、一台でまかなえると思っていますが、足りなければ、実費でもう一台購入してもいいかなと考えています。
給湯器がつく
給湯器がつきます。
引越しにあたって電子レンジを断捨離することにしたので、どうやってお湯を沸かそうかなと思っていたのですが、給湯器がついているのなら無問題です。
洗面台がつく
今の物件には洗面台がついていなかったので、歯磨き等はシンクでおこなっていました。次の物件では、個別の洗面台が風呂場の外にあるので、そういった作業を分離することができます。
シンクと洗面台でそれぞれ歯磨き等をすれば、朝の渋滞が回避できるなとも思いました。ただ、そもそも自分とルームメイトは家を出る時間に若干差があり、渋滞が発生した経験があまりないので、実際にそういう使い方をすることは、ないかもしれません。
室内に洗濯機が置ける
現物件も室内洗濯機なので、条件的には等価です。
ただ、ルームシェア可のそこそこ広い2DKで、かつ室内洗濯機という物件は、意外にないみたいです。少なくとも、自分の探した価格帯では、ベランダに設置するタイプがほとんどでした。
なので、このスペックは印象に残っています。
お風呂とトイレの導線が完全分離する
これが意外に魅力だなと感じているのですが、引っ越し先は、お風呂とトイレの導線が完全分離しています。
バストイレ別でも、トイレの扉がしきりカーテンの向こうにあるタイプは多いです。このタイプですと、どちらかがお風呂を使っている時、もう一方がトイレを利用しづらくなります。
次の物件は、トイレの場所が風呂場と離れているため、それぞれの場所を個別に利用することが可能です。
二階になる
僕がこれまで契約してきた賃貸は全て一階でした。はじめて非一階になります。
普通は非一階は喜ばれる要素のようですが、自分は一階が好きです。上り下りの手間がないし、引っ越し業者にかかる費用も少なくて済むからです。
しかし、まあ、二階程度なら、まだ許容範囲かなと思います。これが四階(エレベーターなし)とかだと、白旗をあげていたかもしれません。
二階以上だと、一階に比べて外の視線に気を遣わなくてよくなるので、窓を開けやすくなるのがメリットだなと思います。
家賃が5000円上がる
以前より家賃が5000円上がります。家賃はルームメイトと折半なので、実質2500円の上昇です。痛くない範囲といっていいでしょう。
まとめ
欲をいえば、もっと都心に近くてもいいかなと思ったのですが、お金を払うのは自分だけではないので、これは仕方ないかなと思います。全体として、充分に好物件です。
おまけ:物件価値の推移から引っ越し時期を見極められる気がする
退去が確定した現物件を物件サイトで調べてみると、一万円下がった家賃で募集が開始されていました。募集時期によって家賃は変動したりもするので単純にはいえませんが、素直に考えるなら、この五年間で、賃貸物件の価値が下がったということだと思います。
物件価値が知らない間に下がっているのを見て、同じ賃貸に住み続けるのも考えものだなと思いました。かといって、ぽんぽん引っ越しを繰り返していても、費用がかさみます。じゃあ、どのくらいで引っ越しを検討するのがいいのか。これはごく簡単な計算式で大雑把な指標を出せそうです。
気が向いたら、書きたいと思います。
追記
⇒今回の引越しで、断捨離するもののまとめ(冷蔵庫とか捨てるよ)